高校軽音楽、初代王者は大谷(京都) 圧巻のステージで魅了

初代王者に輝いた大谷(京都)のステージ=26日、大阪市北区(須谷友郁撮影 )
初代王者に輝いた大谷(京都)のステージ=26日、大阪市北区(須谷友郁撮影 )

高校軽音楽部の日本一を決める「第1回全国高校軽音楽部大会 we are SNEAKER AGES(スニーカーエイジ)」(産経新聞社ほか主催)が26日、大阪市北区のグランキューブ大阪で開かれ、大谷(京都)が初代グランプリに輝いた。

昨年まで地域ごとに開催されていた軽音楽部系クラブのコンテストをリニューアル。全国8地区の予選を勝ち抜いた15校が出場し、日本一を目指して熱気あふれるステージをみせた。

大谷は、特別賞のヤマハ賞も受賞。メインボーカルを務めた神山奈々さん(2年)は「最高のメンバーの演奏で頂点に立てて、うれしさでいっぱい」と喜びを爆発させた。

そのほか、準グランプリ校賞は厚木(神奈川)、大阪府知事賞は奈良育英(奈良)が受賞した。

感染防止対策を取り、有観客で行われたスニーカーエイジ=26日、大阪市北区(鳥越瑞絵撮影)
感染防止対策を取り、有観客で行われたスニーカーエイジ=26日、大阪市北区(鳥越瑞絵撮影)

大会は新型コロナウイルスの感染防止対策を取り、有観客で開催された。

初の全国大会に臨んだ15校。メンバーたちは完全燃焼した大会をそれぞれに振り返った。(出場順)

南筑(福岡)2年、西村奏(かなで)さん「緊張したが、楽しくできた。自分たちの力だけじゃないと感謝を込めて演奏した」

鶴嶺(神奈川)2年、久保田陽凪(はるな)さん「少し緊張したけれど、みんながいると思い、これまでの努力を信じ、精いっぱいできた」

奈良育英(奈良)3年、斉木羽七(はな)さん「生きることの大切さを曲に込めた。支えてくれたすべての方々に感謝の思いを伝えられた」

近大付(大阪)2年、高木麻衣(まい)さん「苦しかったこと、楽しかったことなどすべての思いを歌や演奏に込めた」

札幌南(北海道)2年、栗山悠さん「大きな会場に飲まれないよう意識した。練習よりいい演奏ができて達成感がある」

美深(北海道)2年、松田夢巴(ゆめは)さん「盛り上がりやすいステージで、思い出になった。楽器担当のメンバーもがんばったおかげ」

宮古(沖縄)2年、奥平早彩(さあや)さん「沖縄の歴史や文化の魅力を歌に込めた。全員で支えあって全力を出し切ることができた」

並木学院(広島)2年、柴垣乃愛(のあ)さん「同好会から部に昇格させた先輩たちの思いを演奏にのせた。元気さを伝えられたと思う」

名護(沖縄)2年、栗田大輝さん「差別化のため、ダンス部からダンサー5人に来てもらった。終わって緊張から解き放たれた」

八戸聖(はちのへせい)ウルスラ学院(青森)2年、佐々木美空(みく)さん「コピー演奏でなくカバーを目標にした。オリジナリティーを発揮できうれしい」

大谷(京都)2年、山村萌愛(めいと)さん「大きなステージで応援してくれた多くの人たちに、気持ちを届けることができた」

一関高専(岩手)4年、立花昂己(こうき)さん「練習の成果を十分に発揮できてとても満足。やり切ったという気持ちでいっぱい」

神戸(かんべ)(三重)2年、宮村朋花さん「(吹奏楽部だが軽音楽にもチャレンジし)新しい世界に触れられて楽しい。照明や客席の声援など、吹奏楽にはなく新鮮」

立花学園(神奈川)2年、デマイワット・ジアンさん「ミスしても逆に楽しくなれた。演奏に気持ちよく思いをのせられた」

厚木(神奈川)2年、鈴木航瑛(こうえい)さん「3人のボーカルで曲の魅力を最大限に表現できた。手応えの大きいライブだった」

関西3校 一つの音で心伝えて

全国15校が競い合ったスニーカーエイジでは、近大付(大阪)など関西代表の3校も圧巻のステージをみせた。有観客となったグランキューブ大阪(大阪市北区)の客席を盛り上げた。

ゴスペル歌手、カーク・フランクリンの「Love Theory(ラブセオリー)」を披露した近大付。地区大会から歌や演奏、振り付けまでをバージョンアップさせ、ゴスペルの世界観を表現した。

演奏する近大付(大阪)=26日、大阪市北区(須谷友郁撮影)
演奏する近大付(大阪)=26日、大阪市北区(須谷友郁撮影)

コロナ禍で練習時間が限られたなか、部員たちで励まし合った。ステージには、部員たち手作りのお守りとともに臨んだ。リーダーの高木麻衣(まい)さん(2年)は「お守りのパワーを発揮できて達成感でいっぱい」と話した。

人気漫画「僕のヒーローアカデミア」のテレビアニメのオープニング曲、amazarashiの「空に歌えば」を演奏し、初代王者になった大谷(京都)。観客席の部員も手ぶりで参加するパフォーマンスで一体感を演出した。山村萌愛(めいと)さん(2年)は「メンバーだけでなく、部員みんなで1曲を作り上げることができた」と満足げだった。

大阪府知事賞の奈良育英=26日、大阪市北区(須谷友郁撮影)
大阪府知事賞の奈良育英=26日、大阪市北区(須谷友郁撮影)

大阪府知事賞に輝いた奈良育英(奈良)は、女性アイドルグループ「我儘(わがまま)ラキア」の「SURVIVE(サバイブ)」を披露。黒で統一した衣装のメンバー12人が、髪を振り乱すなど激しいパフォーマンスで熱唱した。ボーカルの山本満月(みづき)さん(3年)は「『一音伝心』を合言葉に最高の音楽を披露できた」と笑顔だった。