大鵬の孫・王鵬 新入幕に決意「堂々と」

番付表の最上段にしこ名が載った王鵬。祖父の大きな背中を追いかける(日本相撲協会提供)
番付表の最上段にしこ名が載った王鵬。祖父の大きな背中を追いかける(日本相撲協会提供)

日本相撲協会は24日、大相撲初場所(来年1月9日初日・両国国技館)の新番付を発表し、王鵬が新入幕を果たした。

番付表を持った顔が少しほころんだ。一番上の段に大きく載った「王鵬」のしこ名。「うれしいです。すごく見やすくて、格好付くかな」。父は元関脇貴闘力、祖父は元横綱大鵬。注目の21歳が初場所で幕内の土俵に上がる。

この日は祖父の墓前に手を合わせ、幕内昇進を報告してきたという。「(大鵬が)ほめてくれたらうれしいなと思います」。これからも〝昭和の大横綱〟の名声は付いて回るだろう。むしろ比較される機会は増えるかもしれない。相当な重圧になりそうだが、本人は「自分がどんな人間であれ、祖父の名前で応援してくださる人がいるので、すごくありがたい」と前向きに捉えようとしている。

高校相撲の名門・埼玉栄高を経て角界入り。身長191センチ、体重181キロの堂々たる体で、押し相撲を得意とする。新十両だった今年の初場所で負け越し、幕下に逆戻りする経験もしながら、入門から丸4年で新入幕を決めた。

師匠の大嶽親方(元十両大竜)は、新型コロナウイルス禍で出稽古ができない中でも、王鵬が自ら考えて稽古して地力を付けてきた点を評価している。脇の甘さや腰の高さといった課題も改善されつつあるという。

期待の新鋭は幕内の土俵で、どんな成長を遂げていくか。王鵬は「(初場所は)一番一番集中して、勝ち越し目指して頑張ります。堂々としていられる、やましいことの一切ない力士になっていきたいです」と初々しく決意を語った。(宝田将志)