朴槿恵前大統領、恩赦で年内釈放へ 4年9カ月収監 韓国紙報道

ソウル中央地裁で審理を受ける朴槿恵前大統領=2017年5月(AP)
ソウル中央地裁で審理を受ける朴槿恵前大統領=2017年5月(AP)

韓国紙東亜日報は24日、友人による国政介入事件で弾劾罷免され、収賄罪などで収監中の朴槿恵(パク・クネ)前大統領について、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が年内に恩赦を与え、釈放することを決めたと報じた。69歳の朴氏は体調の悪化が報じられていた。釈放されれば、2017年3月に逮捕されて以来約4年9カ月ぶりとなる。

恩赦をめぐっては与党支持者を中心に反発が大きく、来年3月の大統領選にも影響を与えそうだ。

朴氏は肩や腰に持病を抱え、収監中も入退院を繰り返していた。さらに、最近は流動食以外食べられないほど歯の状態が悪化したほか、精神的にも不安定な状態が続いているという。

朴氏は友人の崔順実(チェ・スンシル)受刑者=収賄罪などで懲役18年確定、収監中=に機密資料を提供するなどして、国政への不正介入を許した事件で弾劾訴追され、17年3月に大統領を罷免された。財閥のサムスングループから巨額の賄賂を受け取った収賄事件など2件の裁判で、今年1月までに懲役計22年が確定。刑期を終えての出所は39年となる予定だった。

韓国では朴氏のほか、李明博(イ・ミョンバク)元大統領も在職中に巨額の賄賂を受け取った収賄罪などで懲役17年の実刑が確定、収監されている。(ソウル支局 時吉達也)