「会わせられず残念」 飯塚繁雄さん通夜・告別式 耕一郎さんが無念のあいさつ

北朝鮮による拉致被害者家族会の前代表、飯塚繁雄さんの告別式では、祭壇に穏やかな笑みをたたえた遺影が掲げられた=24日、埼玉県上尾市(飯塚耕一郎さん提供)
北朝鮮による拉致被害者家族会の前代表、飯塚繁雄さんの告別式では、祭壇に穏やかな笑みをたたえた遺影が掲げられた=24日、埼玉県上尾市(飯塚耕一郎さん提供)

北朝鮮に拉致された田口八重子さん(66)=拉致当時(22)=の兄で、肺炎のため今月18日に83歳で亡くなった拉致被害者家族会の前代表、飯塚繁雄さんの告別式が24日、埼玉県内で行われた。参列者らは、飯塚さんの14年間の代表としての取り組みに感謝するとともに、存命中にかなわなかった被害者奪還の実現を誓った。

支援組織「救う会」によると、告別式には、横田めぐみさん(57)=同(13)=の母、早紀江さん(85)、弟で家族会現代表の拓也さん(53)らが参列。祭壇には、穏やかな笑みを浮かべた飯塚さんの写真が遺影として掲げられ、早紀江さんは「大変お世話になりました」と述べたという。

また、23日の通夜では、田口さんの長男の飯塚耕一郎さん(44)が「田口八重子さんに会わせることができず、とても残念だ」とあいさつしたという。

長期化する拉致問題では家族の高齢化が顕著となっており、平成29年に増元るみ子さん(68)=同(24)=の母、信子さんが90歳で死去。令和2年2月に有本恵子さん(61)=同(23)=の母、嘉代子さんが94歳で、同6月にめぐみさんの父、滋さんが87歳で亡くなるなど、親世代の訃報が続いている。