北海道旭川市の旭山動物園は24日、冬の人気イベント「ペンギンの散歩」のリハーサルを行った。ペンギンたちは雪が積もった園内をよちよち歩いたり、羽をぱたぱたと動かしたり。25日から、積雪がなくなる来年3月中旬ごろまで実施する。
飼育スペースのゲートが開くと、キングペンギン16羽が元気に歩き出し、往復約400メートルのコースを進んだ。腹ばいになって泳ぐように雪上を動くペンギンもいた。
家族連れやカップルは歓声を上げ、熱心に写真を撮影。東京都千代田区から家族で訪れた小学2年の男児(8)は「おなかを雪につけて滑ったのを初めて見た。かわいかった」と目を輝かせた。
園によると、海まで集団で餌を捕りに行く習性を利用し、冬の運動不足解消や産卵に向けた体力づくりのために実施している。