経済界、新しい資本主義の決意評価 財政悪化懸念も

経団連の十倉雅和会長(代表撮影)
経団連の十倉雅和会長(代表撮影)

経団連の十倉雅和会長は24日、令和4年度予算案について、デジタル化や人材育成といった分野への重点投資などを通じ、「『成長と分配の好循環』による『新しい資本主義』を実現する強い決意が示されている」とコメントした。科学技術の振興や経済安全保障などに対し「複数年度の視点で計画的に取り組んでいく考え方が打ち出された」点も評価した。日本商工会議所の三村明夫会頭は「経済社会課題の解決と経済力強化を目指す幅広い政策が盛り込まれた」とした。

一方で厳しい意見もみられた。経済同友会の桜田謙悟代表幹事は24日の記者会見で、支出増に歯止めがかからない現状について「いつまでも続けられるわけではない」とクギを刺した。また、新しい資本主義を実現する上で「成長のどこにおいて新しく、分配のどこにおいて新しいのかという明確な説明があった方がよかった」とも述べた。