手押し式除雪機、下敷き事故が多発 「クラッチ固定やめて」

人形を使った手押し式除雪機の下敷き事故の再現(NITE提供)
人形を使った手押し式除雪機の下敷き事故の再現(NITE提供)

製品評価技術基盤機構(NITE)は23日、手押し式の除雪機による事故が平成23年度からの10年間で40件起き、うち25件が死亡事故だったと明らかにした。特に各地で大雪が降った昨年度は12件と事故が多発。安全装置を正しく使用せず、除雪機の下敷きになったケースが目立つとして、本格的な降雪期を前に注意を呼び掛けている。

手押し式除雪機には一般的に安全装置が付いており、ハンドルとクラッチを一緒に握らなければ動かない。だが長時間握り続けることへの負担からクラッチをロープなどで固定する人がいる。そのような使い方で体が離れても除雪機が停止せず、下敷きになって死亡した例も。担当者は「安全装置が作動しない状態での使用は非常に危険。絶対にやめて」と求めた。

負傷事故では、エンジンが止まらないうちに排雪口にたまった雪を取り除こうとして回転刃に触れ、手にけがを負ったケースが多かった。