帰省大丈夫?オミクロン拡大の注意点、専門家に聞いた

大阪府の対策本部会議で、オミクロン株の市中感染について説明する吉村洋文知事=22日午後、大阪府庁
大阪府の対策本部会議で、オミクロン株の市中感染について説明する吉村洋文知事=22日午後、大阪府庁

大阪と京都で新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」による市中感染が相次ぎ確認された。間もなく年末年始。帰省や旅行などの予定を控えた人も多いが、どんな点に注意すればいいのだろうか。

「米国では新規感染者のうち、7割をオミクロン株が占めている。海外の感染拡大をみれば日本でも今後、市中感染が広がるのは間違いない」と話すのは関西福祉大の勝田吉彰教授(渡航医学)。従来の変異株と比べて重症化リスクが低いとする研究結果もあるが、引き続き警戒は不可欠だ。「発熱や嗅覚・味覚障害がなく、感染に気付かないまま高齢者らに移してしまう危険性がある」と勝田氏。普段と体調が違うと感じたときは外出を控えるほか、帰省先では高齢者と同室での長時間の滞在や会食をしないなど、より慎重な行動を求めた。

大阪では未就学の女児の感染が分かり、子育て世代には警戒感が広がる。

大阪市立大の城戸康年(きど・やすとし)准教授(感染症学)は「子供は一般的にさまざまな感染症にかかって成長していく」と指摘。そして「新型コロナはまだ弱毒化していないため、持病や体調不良などがある場合、重症化しないよう注意してほしい」と呼びかける。

オミクロン株は、ワクチンの2回接種を完了した人でも感染が確認されている。だが城戸氏は「ワクチンには重症化予防効果がある。基本的な感染予防策を取ることで、これまで以上の行動制限は必要ない」と述べ、冷静な対応を求めた。