京都の市中感染は20代女性、濃厚接触者7人 オミクロン株

新型コロナウイルスのオミクロン株の市中感染が確認された京都府。繁華街では多くの観光客が行きかっていた=23日午後、京都市中京区(渡辺恭晃撮影)
新型コロナウイルスのオミクロン株の市中感染が確認された京都府。繁華街では多くの観光客が行きかっていた=23日午後、京都市中京区(渡辺恭晃撮影)

京都府は23日、京田辺市に住む20代女性が新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に感染したと発表した。女性に海外への渡航歴はなく、感染経路は特定できていないため、記者会見した西脇隆俊知事は「市中感染とみられる」との認識を示した。症状は軽症という。京都府内でオミクロン株感染者が確認されたのは初めて。

女性は19日に発熱し、20日に医療機関でPCR検査を受けたところ、その日のうちに新型コロナの感染が判明したため入院した。その後のゲノム解析でオミクロン株の感染が確認された。女性は7月に新型コロナワクチンの2回目の接種を受けていた。

府によると、女性の濃厚接触者は7人。このうち2人はPCR検査で陰性が確認されたが、23日から宿泊療養施設に入り、当面の間待機してもらう。検査中のほかの5人も24日中に宿泊療養施設へ入所してもらう予定という。

西脇知事は「オミクロン株は感染力が強いとされており、保健所の疫学調査を濃厚接触者以外にも広く行うなどして、感染拡大防止に努める」と述べた。

府は11月下旬、飲食店での「同一テーブル4人以下」「2時間以内」とした制限を解除したが、12月23日から来年1月15日まで再び要請することを決めた。

一方で、府民が府内で旅行した場合の費用を助成する「きょうと魅力再発見旅プロジェクト」は、来年1月初旬から近隣5府県からの旅行客にも広げる予定に変更はないとした。西脇知事は「感染状況を見極めて今後の対応を決める」と語った。