村元、高橋組「悔しい」2位発進 フリーで逆転期す

アイスダンスRDの演技を終えた村元哉中(左)、高橋大輔組=さいたまスーパーアリーナ
アイスダンスRDの演技を終えた村元哉中(左)、高橋大輔組=さいたまスーパーアリーナ

フィギュアスケートの北京冬季五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権は23日、さいたまスーパーアリーナで開幕し、アイスダンスのリズムダンス(RD)で、4連覇を目指す小松原美里、小松原尊組(倉敷FSC)が1位、村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)は2位だった。

まさかのミスに会場がどよめいた。村元、高橋組は演技前半のステップで2人して転倒。自己ベストを10点以上も下回る63・35点で2位発進となり、高橋は「練習でもしないミスが出てしまって、悔しい」。村元も「悔しいの一言。やってしまった」と唇をかんだ。

2人の距離が離れると減点になる場面だった。村元が「離れないように慎重に行こう」としたところで、互いに進む方向が異なり、2人の足がからまった。その後も「動揺して、落ち着くまで時間がかかった」と村元。演技後は渋い表情だった。

今季はグランプリ(GP)シリーズのNHK杯、続くワルシャワ杯で日本歴代最高得点を更新。1枠の北京五輪代表入りへアピールしてきただけに、高橋は「緊張感が高かった。北京のことも頭のどこかにはあったし、全日本でいい結果を残したいという、いろんなものが重なった」と振り返った。

首位発進の小松原組とは4・81点差がついた。村元は「何点差とか考えずに、自分たちの演技に集中したら、結果は出ると思う」ときっぱり。高橋も「やるべきことをやるしかない」と前を向いた。25日のフリーで巻き返す。(久保まりな)