天安門事件追悼の彫像撤去 香港大学

23日、香港大の記念碑「恥辱の塔」を撤去する作業員ら=香港(ロイター=共同)
23日、香港大の記念碑「恥辱の塔」を撤去する作業員ら=香港(ロイター=共同)

中国当局が民主化運動を武力鎮圧した1989年6月の天安門事件の犠牲者を悼み、香港大学の構内に設置されていた彫像が23日、撤去された。ロイター通信によると、像は香港における表現の自由の象徴とみなされていた。

撤去されたのは、デンマーク人作家が制作した高さ8メートル、重さ約2トンの銅製の彫像。苦痛の表情を浮かべた多数の若者の体を組み合わせて柱が表現され、99年6月から同大学の構内に置かれていた。

大学当局は声明で、像の設置を許可していないと強調。老朽化による安全上の問題や法律的なリスクを検討し「大学全体の利益を考慮した」と説明した。