和歌山・御坊市庁舎、震度5弱被害で「あと2年…」

雨漏りを防ぐためビニールシートで応急的に補修している部屋もあり、職員は「今回の地震で壊れたというわけではありません」と説明する。

本来は本格的に修繕するケースだが、新庁舎を建設中のため「大規模な修繕が必要なければ応急処置で」との方針で対応している。

今回の地震を受け、新庁舎の業務開始を前倒ししたいところだが、すでに建設計画のスケジュールは決まっており、見直せば資材の発注や納期などにも影響するため、担当者は「技術的にもコスト的にも難しい」と明かす。

そのため市は、今回の地震を受け、大規模災害で市庁舎が被害を受けた際の代替施設として、従来の市民文化会館のほか、新たに中央公民館も追加することを決めた。

一方、建設中の新庁舎は地上6階建て。最新の耐震基準を満たし、南海トラフ巨大地震の津波避難も想定し、基本設計段階にはなかった外付け階段も追加するなど大規模災害対策を強化している。

ただ、新庁舎の業務開始予定は2年後の令和6年1月。担当者は「それまでは現庁舎で業務を続けます」と話す。(藤崎真生)

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