大阪城天守閣に「寅」のパネル登場

大阪城天守閣前に登場した「寅」のパネル
大阪城天守閣前に登場した「寅」のパネル

来年の干支(えと)「寅」にちなみ、トラを描いた写真パネル(縦横2・5メートル)が大阪市中央区の大阪城天守閣前の本丸広場に設置された。

このトラは、天守閣最上階高欄下の外壁などにあしらわれた「伏虎(ふくこ)」のレリーフを写してパネル化したもので、来年1月31日まで設置。レリーフは、豊臣秀吉のお抱え絵師、狩野山楽(かのうさんらく)の伏虎図をもとに、日本画家の竹内栖鳳(せいほう)が下絵を描き、鋳刻家の大國壽郎(おおくにじゅろう)が原型を製作した。

古来より「寅」は一日に千里を走り、陽の気を体現する象徴として魔除(まよ)け厄除けによろこばれてきた。

また、幕末に大流行したコレラはコロリと呼ばれ、「虎狼痢」「虎狼狸」などの文字があてられたことから、当時の人たちはトラの張り子やトラの絵馬などを作ってコレラ除けを祈願したという。

大阪城天守閣では昨夏、新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束を願って伏虎を赤一色で印刷した「赤絵」を作成し、市民らに配布した。