JR九州が収支改善へ無人駅増 48駅で窓口販売廃止

駅体制の見直しについて発表するJR九州の青柳俊彦社長
駅体制の見直しについて発表するJR九州の青柳俊彦社長

JR九州は23日、人口減少や新型コロナウイルス感染拡大に伴う収支改善策として、駅係員が終日不在の無人駅を新たに29駅追加し、販売窓口のある261駅のうち48駅で販売業務を廃止すると発表した。来年3月12日から実施する。

同社によると、今年度の鉄道運賃収入は会社発足以来最低だった昨年度に次ぐ水準で、今後も大幅な回復は見込めないとして駅体制の見直しを決めた。人員配置の変更などで数億円程度の収支改善効果を見込んでいるという。

管内には568駅があり、無人駅は現在304駅に上る。新たに福岡県で9駅、佐賀県で6駅などで駅係員が不在となり、無人駅拡大の規模としては過去2番目に多いという。

また、48駅での窓口販売の廃止と合わせて、他の駅でも利用者数に応じて販売時間を短縮する。いずれの駅でも券売機で切符は購入できる。

記者会見した青柳俊彦社長は、駅の録画カメラにより遠隔で安全を確認するなどの取り組みを説明し、「安全を確保しつつ業務運営の効率化を行う。券売機の増設など機能補填(ほてん)で投資もし、サービス低下につながらないよう努力したい」と語った。