オミクロン抑止へ大阪、京都が対策「冷静な対応を」

オミクロン株感染者を京都府内では初めて確認したことを発表する西脇隆俊知事=京都府庁
オミクロン株感染者を京都府内では初めて確認したことを発表する西脇隆俊知事=京都府庁

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の市中感染例が23日、大阪府と京都府で新たに確認された。それぞれの地域では感染拡大を押さえ込むための手立てが講じられており、関係者は「冷静な対応を」と呼びかけている。

京都府の西脇隆俊知事は23日、「オミクロン株は感染力が強いとされており、保健所の疫学調査を濃厚接触者以外にも広く行うなどして、感染拡大防止に努める」と述べた。府は11月下旬、飲食店での「同一テーブル4人以下」「2時間以内」とした制限を解除したが、12月23日から来年1月15日まで再び要請する。

一方、大阪府の吉村洋文知事は今月23日、無症状で感染の不安がある府民に無料検査を受けるよう要請。無料検査は24日から府内の薬局など100カ所以上で行う。吉村氏は記者団に「検査を拡充し、早い段階で押さえ込みをしていくことに力を入れる」と述べた。

22日にオミクロン株の市中感染が確認された30代の男性教員は、大阪府寝屋川市の小学校で勤務していた。同市のパート女性(36)は長女(9)がコロナ感染への不安感から、2学期はほぼ登校できなかったという。市内の学校という身近な場所での感染に「学校は毎日行く場所で、感染すれば一気に広がるので怖い」と不安そうな表情を浮かべた。

寝屋川市は23日、小学校で男性教員らと接触のあった3クラスの児童約100人にPCR検査を実施したところ、全員が陰性だったと発表した。市は3クラスの児童について「濃厚接触者に準じた対応」を取り、2週間の自宅待機とする。残りの児童約460人にも安全確認のため同日、PCR検査を実施した。

市保健所が21日に実施した全教職員約40人のPCR検査では教員1人の陽性が確認され、オミクロン株かどうか調べている。市は「市中感染の拡大を食い止めるため、すべての児童と教職員のPCR検査と休校を実施しているので冷静に対応してほしい」と呼びかけた。