福島・新地からMTB愛好者の裾野広げたい

豪快にジャンプするプロMTBライダーの高橋開さん=福島県新地町のしんちパンプトラック(芹沢伸生撮影)
豪快にジャンプするプロMTBライダーの高橋開さん=福島県新地町のしんちパンプトラック(芹沢伸生撮影)

しんちパンプトラックのインストラクターを務めるプロMTBライダー 高橋開さん(30)

「自転車の技は分かりにくいですよね。ちょっと飛んでみましょうか?」。そう話すとマウンテンバイク(MTB)にまたがりコースへ。一気に加速、凸凹を巧みに利用して、晴れ渡る空に向かってジャンプ。その高さは衝撃的だった。

東日本大震災で津波被害を受けた福島県新地町に昨年完成した、自転車やスケードボードなどを楽しむ周回コース「しんちパンプトラック」で、インストラクターを務める。起伏に富んだコースを走るには独特な技術が必要。経験や知識を生かしたアドバイスで、来場者の信頼を集めている。

〝本職〟はプロMTBライダー。ジャンプし空中で技を入れたりするフリースタイルを得意とする。「タイムを争う競技と違って、数字で表せないフリースタイルは自分との戦い。人と比べるときも『その人らしさ』が大切で、カッコよさも見どころ」と話す。

「MTBは競技がすべてではない」とも。「大きなジャンプはすごく怖い。でも、どうやったら安全にカッコよく飛べるかを考え、練習で乗り越えていく過程が面白い。普通のスポーツとは一線を画している」と強調する。