渋沢栄一出身地が狙う「二匹目のどじょう」 埼玉・深谷

「鎌倉殿の13人」に登場する武将・畠山重忠をイメージしたキャラクター「しげただくん」(右)と「重忠様」(埼玉県深谷市提供)
「鎌倉殿の13人」に登場する武将・畠山重忠をイメージしたキャラクター「しげただくん」(右)と「重忠様」(埼玉県深谷市提供)

26日に最終回を迎えるNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の主人公・渋沢栄一の出身地の埼玉県深谷市が、来年に向けて「二匹目のどじょう」を狙っている。次期大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に、深谷市域の出身とされる武将・畠山重忠が登場することから、重忠をイメージしたキャラクターを用意するなどPRに躍起だ。2年続けて「大河効果」の恩恵を受けることはできるか―。

「鎌倉殿の13人」は平安末期から鎌倉初期が舞台で、源頼朝の天下取りを支えた家臣団の活躍などが描かれる。

深谷市は、重忠と市を広く知ってもらおうと「畠山重忠公プロジェクト」に着手し、その一環として今年6~8月にキャラクターデザインの公募を行った。集まった59作品の中から19作品にしぼり、市内の小中学校29校の児童、生徒による投票で、小学生の1位「重忠様」と中学生の1位「しげただくん」をキャラクターに選んだ。

「重忠様」はイケメン風のデザイン、「しげただくん」は重忠が愛馬を背負って崖を降りたという逸話にちなんだ愛らしいキャラクターだ。

今後、深谷商工会議所などの関係機関と連携し、「重忠様」「しげただくん」を企業の商品などに幅広く使ってもらう予定だ。来年2月中には「しげただくん」の着ぐるみも完成するという。

渋沢栄一に関しては、東京商工会議所や東京都北区などの関係する団体や自治体と協力してPRを図ってきた経緯があり、「重忠でもそれを狙っている」と小島進市長。主要な舞台となる神奈川県鎌倉市などとの連携を図っていく予定だ。

小島市長は「地域によっては、深谷の人でもなじみがなかった武将だが、今年に引き続いてアピールしていきたい」と力を込めた。(兼松康)