柳田元法相が引退表明 参院選不出馬、年齢理由に

法相の辞表提出後に記者会見し、改めて国会軽視発言を陳謝した柳田稔氏=平成22年11月、東京・霞が関
法相の辞表提出後に記者会見し、改めて国会軽視発言を陳謝した柳田稔氏=平成22年11月、東京・霞が関

野党系無所属の柳田稔元法相(67)が22日、広島市内で記者会見し、改選となる来夏の参院選に出馬せず、引退すると表明した。「次の任期中に70歳を超える。後進に道を譲るべきだと考えた」と述べた。後任候補の選定には「関与しない」とした。

柳田氏は鉄鋼や造船が中心の基幹労連で政治顧問を務める。引退について数カ月かけて支援者と相談したという。残る任期では、気候変動問題に触れ「日本の産業に現場の声を反映したい。産業をどう守り温暖化に対応するか、やってみたい」と話した。

平成2年の衆院選で初当選。10年に参院に転じた。民主党政権で法相を務めたが、国会での答弁を軽視する発言が批判を招き、辞任した。印象に残っていることとして、22年に法相として対応に当たった大阪地検特捜部による証拠改竄(かいざん)事件などを挙げた。