消防職員「感染不安」9割 長引くコロナ、負担継続

消防職員の不安などについての調査結果を記者会見で発表する名城大の畑中美穂教授=22日午前、名古屋市の同大
消防職員の不安などについての調査結果を記者会見で発表する名城大の畑中美穂教授=22日午前、名古屋市の同大

新型コロナウイルス患者の搬送といった救急活動に当たる消防職員の約9割が「家族を感染させるのではないか」などの不安を感じているとの調査結果を、名城大(名古屋市)と筑波大のチームが22日発表した。流行開始から2年近くたっても救急現場の負担が続く実態が浮き彫りになった。

調査は10月25日~11月28日に全国の消防職員1965人がオンラインで回答した結果を集計。4月以降の救急活動で自分自身の感染に不安があったかどうかには「強く」から「少し」まで感じたとの回答が計約91%に上った。自分を介して家族に感染させるのではとの不安も計約91%だった。

救急活動での体験を複数回答で尋ねると、約90%が「感染防護装備のため活動しにくかった」と答え、昨年8月の同様調査の約84%を上回った。患者の搬送に関しては「受け入れ病院決定に時間を要した」(約60%)、「搬入までの待機時間が長かった」(約47%)など、多くの項目が昨年調査を上回った。