萩生田光一経済産業相は21日の閣議後記者会見で、先端半導体の工場建設を後押しする改正関連法が20日に成立したことを受け「速やかに制度の詳細をつくっていきたい」と述べた。企業に助成金を出す具体的な基準を作成する考えだ。
経産省は、半導体を継続的に生産したり、需給が逼迫(ひっぱく)した際に増産に応じたりすることなどを助成の要件とする方針。助成金を通じて、半導体の安定供給体制を構築する狙いがある。
萩生田氏は、改正法は「わが国の半導体産業の復活に向けた第一歩」とし、研究開発や人材育成などの支援策を総合的に進めると説明した。