居住先から京アニ事件記事 容疑者、模倣して放火か

現場のビル前で手を合わせる男性=20日午後5時4分、大阪市北区(須谷友郁撮影)
現場のビル前で手を合わせる男性=20日午後5時4分、大阪市北区(須谷友郁撮影)

大阪市北区曽根崎新地のビル4階のクリニックから出火し、24人が死亡した放火殺人事件で、クリニックの患者だった谷本盛雄容疑者(61)=職業不詳=の居住先から、令和元年7月に起きた京都アニメーション放火殺人事件に関する新聞紙面が見つかったことが21日、捜査関係者への取材で分かった。谷本容疑者は少なくとも事件の3週間前にガソリン約10リットルを購入しており、大阪府警天満署捜査本部は、谷本容疑者がガソリンが使用された京アニ事件を模倣して、周到に計画を進めていた疑いがあるとみて調べている。

捜査関係者によると、紙面が見つかったのは、谷本容疑者の居住先だった大阪市西淀川区姫島の3階建て住宅。京アニ事件について伝える新聞の1面記事の切り抜きが見つかったという。

京アニ事件では、殺人罪などで起訴された青葉真司被告(43)がガソリンを使って放火し、36人が死亡。青葉被告は事件前、ガソリンスタンドで携行缶に入れた約40リットルのガソリンを購入していたことが分かっている。谷本容疑者も揮発性の高いガソリンを使ってクリニックに放火した可能性が高く、京アニ事件を模倣した疑いがある。

居住先の住宅では、クリニックの放火事件直前に火災が発生。2つの現場からはガソリンとみられる油分が検出されている。