実弾訓練の再開容認 迫撃砲落下で滋賀県高島市長

実弾射撃訓練の再開を容認する旨の文書を、陸自中部方面総監部の酒井秀典幕僚長(左)に手渡す滋賀県高島市の福井正明市長=21日
実弾射撃訓練の再開を容認する旨の文書を、陸自中部方面総監部の酒井秀典幕僚長(左)に手渡す滋賀県高島市の福井正明市長=21日

滋賀県高島市の陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場で6月、訓練で発射した迫撃砲弾が場外に落下した問題で、福井正明市長は21日、実弾射撃訓練の再開を容認すると決定し、陸自中部方面総監部に伝えた。福井市長は今週中にも岸信夫防衛相と面会し、改めて訓練の安全対策を要請する。

福井市長はこの日、市役所を訪れた中部方面総監部の酒井秀典幕僚長に再開を容認する旨の文書を手渡した。平成27年7月の重機関銃の跳弾事故など、6月の事故以前にも3件の事故が発生していることを指摘し、「その都度講じられてきた安全対策や教訓が全く生かされておらず、極めて遺憾」と強調した。

一方で今回の再発防止策については、弾を飛ばす火薬の量をあらかじめ減らしておくことで物理的に場外着弾を不可能にするといった点を「一定の評価ができる」とした。

砲弾の場外落下は6月23日に発生。福井市長が同日、実弾射撃訓練の即時中止を要請し、以降は実施されていない。