村元・高橋組か、小松原夫妻か アイスダンス五輪出場「1枠」行方は トリノ代表、木戸さんが分析

RDで「ソーラン節&琴」を使い、インパクトを与えた村元、高橋組
RDで「ソーラン節&琴」を使い、インパクトを与えた村元、高橋組

北京冬季五輪代表選考会を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権が23日、さいたまスーパーアリーナで開幕する。アイスダンスは、五輪の出場枠「1」をめぐり、結成2季目で日本歴代最高記録を持つ村元哉中(かな)、高橋大輔組(関大KFSC)と、結成6季目で全日本3連覇中の小松原美里、小松原尊組(倉敷FSC)が激突する。アイスダンスで2006年トリノ五輪代表の木戸章之(あきゆき)さんに展望を聞いた。

 ライバル2組の実力は「ほぼ横一線」と語る木戸章之氏
ライバル2組の実力は「ほぼ横一線」と語る木戸章之氏

勢力図は、昨季までと一変した。ライバル2組の今季初対決となった11月のグランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯で、村元、高橋組がリズムダンス(RD)、フリーダンス(FD)でいずれも日本歴代最高得点を記録。昨季は国内で無敗だった全日本3連覇の小松原組を上回り、6位と大健闘した。その後のワルシャワ杯で合計で10点以上も得点を伸ばした。

木戸さんは、「結成2季目とは思えないほどの成長。一つ一つのエレメンツ(技)のレベルを取ることを中心に練習してきたことが分かる」と技術力の向上を評価する。NHK杯ではリフト、スピンで全て最高難度のレベル4を獲得した。特に、リフトでの高橋の体の使い方が上達したといい、「自分の軸を保ったまま、相手を自分の軸に引き込み、下半身で持ち上げるというコツを覚えてきた」とした。

アイスダンスの経験が豊富な村元にリードしてもらっていた昨季と異なり、高橋も自信を持って滑れていることが見受けられ、「純粋にアイスダンスを面白いと思ってくれていると思う」と語った。