東京都内でビル一斉検査 東京消防庁 大阪放火殺人受け

東京都新宿区歌舞伎町の雑居ビルで、立ち入り検査をする東京消防庁の職員(右側2人)。左は新宿区の職員=21日午後6時8分、東京都新宿区(代表撮影)
東京都新宿区歌舞伎町の雑居ビルで、立ち入り検査をする東京消防庁の職員(右側2人)。左は新宿区の職員=21日午後6時8分、東京都新宿区(代表撮影)

大阪市北区のビル放火殺人事件を受け、東京消防庁は21日、避難経路が同じように限られている都内の雑居ビルに一斉立ち入り検査を始めた。

検査対象となるのは、大阪市のビルと同様に階段が1つしかなく、診療所や飲食店など不特定多数が訪れる施設が3階以上または地下に入居するビル。東京消防庁によると、こうしたビルは管内には約8千棟あるが、過去の検査状況を勘案し、来年2月28日までの間に優先して約2300棟で実施するとしている。

この日は、雑居ビルがひしめく新宿・歌舞伎町でも消防隊員らが立ち入り検査を実施。避難経路が確保されているのかなどを確認した。

事件は17日午前、大阪市北区曽根崎新地の雑居ビル4階に入る心療内科のクリニックで発生し、室内にいた男女25人が死亡した。逃げ場を失って充満した煙を吸い込んだとみられている。