たくあん漬け準備の師走恒例「大根ツリー」 京都

師走の恒例行事である大根干しを行う修行僧ら=12月19日、八幡市(八幡市役所提供)
師走の恒例行事である大根干しを行う修行僧ら=12月19日、八幡市(八幡市役所提供)

たくあん漬けを作るための師走の恒例行事「大根干し」が19日、京都府八幡市の円福寺で行われた。境内にある高さ約15メートルのイチョウの木が大根に覆われ、白い〝大根ツリー〟がお目見えした。

今年は修行僧が13~15日に市内や大阪府交野市などの農家を托鉢(たくはつ)して回り、約2千本の大根を集めた。

修行僧約10人がイチョウの木にひもで束ねた大根をつるし、約1カ月かけて天日干しした後、たるに漬け込む。円福寺のたくあんは、ぬかと塩のみで漬けるため、大根本来の味を楽しむことができるという。

出来上がったたくあんは、毎日の食事に出されるほか、春と秋に境内を一般開放する際に精進料理として参拝客にふるまわれる。

円福寺は「たくさんの大根を提供していただいた。一本一本大切に大根を漬け込んでいく」としている。(鈴木文也)