コロナ接種 フランスで偽造アプリ証明が横行 半年で18万件発覚

百貨店の横に設置された新型コロナウイルスの検査場を訪れた人たち=17日、フランス・パリ(AP)
百貨店の横に設置された新型コロナウイルスの検査場を訪れた人たち=17日、フランス・パリ(AP)

【パリ=三井美奈】フランス内務省は20日、新型コロナウイルスのワクチン接種証明で6月に導入した「健康パス」について、これまでに国内で18万2000件の偽造が発覚したと明らかにした。

健康パスはワクチン接種のほか、感染検査の結果をQRコードで示す証明書で、携帯電話のアプリに搭載できる。コロナ対策で移動制限の解除後、劇場や飲食店、スポーツ施設の営業再開に伴って導入された。

証明には保有者の名前が記載されているものの、事業者に本人確認の義務はないため、200ユーロ(約2万5600円)程度で偽造証明を発行する闇業者がインターネット上に横行。今月半ばには、コロナ感染で死亡した入院患者に、偽造証明の保有者がいたことが発覚した。

内務省は「偽造証明を販売、使用すると最高7万5000ユーロの罰金や禁錮刑が課される」と警告。偽造をめぐり、400件について捜査中だとしている。