千葉県浦安市議会は20日、手洗いに関する知識の共有と環境整備を進める「より良い手洗い環境づくりの推進に関する条例」案を賛成多数で可決し、成立した。新型コロナウイルスやノロウイルスなどへの基本的な予防策として、手洗いの習慣化の徹底を目指す。
ユニセフ(国連児童基金)などは2008年に、10月15日を「世界手洗いの日」に定めた。これにちなんで、毎月15日を「手洗いの日」として、手洗いに対する理解を深め、関心を高めるという。
条例によると、市は手洗いの知識に関する情報を積極的に発信。また、公共施設などで有効な手洗いができる環境整備に努めるという。幼稚園やこども園などでも、子供たちに手洗いの知識を身につけてもらうようにする。
条例案は西川嘉純議員が提案。採決では、3人が条例制定に反対した。