首相、改憲実現本部に異例の出席 「自民の総力結集」

会見を行う岸田文雄首相=21日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)
会見を行う岸田文雄首相=21日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

自民党は21日、党総裁の直轄機関「憲法改正実現本部」が11月に発足後、初めての総会を開き、岸田文雄首相(総裁)らが出席した。前身の「推進本部」時代を含めて首相が顔を見せるのは異例だ。首相は「そうそうたる議員が集まり、自民党の総力を結集して憲法改正を実現するという思いを示している」と強調。国会の議論を後押しするため、党所属議員に世論喚起に取り組むよう求めた。

首相は、憲法9条への自衛隊明記や緊急事態対応など4項目の党改憲案について「極めて現代的な課題」と指摘し、改憲に向けて「国民の理解が進み、国民(世論)の雰囲気が変わることが国会の議論を後押しする」と語った。麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長ら党幹部のほか、実現本部で最高顧問を務める安倍晋三元首相も出席した。

古屋圭司本部長は、改憲の是非を問う国民投票が過去一度も行われていないことから、「国民の機会を奪っている。国会の不作為と言っても過言ではない」と主張。改憲機運を高めるため、都道府県連でも実現本部設置を求める▽都道府県連に憲法集会開催を促し、支援する-といった活動方針を示し、了承された。