トランプ氏がワクチン追加接種 一部支持者はブーイング

米アイオワ州デモインでの集会で話すトランプ前大統領=10月(ロイター)
米アイオワ州デモインでの集会で話すトランプ前大統領=10月(ロイター)

トランプ前米大統領は19日、南部テキサス州のイベントで新型コロナウイルスワクチンの追加接種を受けたことを明らかにした。これを聞いた支持者の一部からブーイングが出たことから「やめてくれ」と制止を求める一幕があった。米メディアが20日伝えた。

トランプ氏はこれまで新型コロナワクチンに関し、自身の政権が開発を進めたと誇る一方、9月の米紙インタビューで追加接種は「反対ではないが、受けないだろう」と述べるなど、相反するメッセージを送ってきた。

新型コロナそのものを軽視したトランプ氏の影響もあってか支持層には反ワクチン派が多い。トランプ氏はイベントでも、ワクチン接種について「受けたくないなら、強制されるべきではない」と強調。同時にワクチン開発に関し「歴史的なことをした。手柄を奪われないようにしなければならない」と主張した。(共同)

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