道庁爆破の死刑囚即時抗告 第3次再審請求棄却に不服

昭和51年に2人が死亡、95人が重軽傷を負った北海道庁爆破事件で、殺人罪などで死刑が確定した大森勝久死刑囚(72)は20日、第3次再審請求を認めなかった札幌地裁決定を不服として、札幌高裁に即時抗告した。

弁護団は犯行声明文に手書きされた3カ所の「※」印について、コンピューター解析による筆跡鑑定で、別人が書いた可能性が高いとする結果を新証拠として提出していたが、地裁は「意図的に普段と異なる筆跡で書く可能性がある」と指摘。「鑑定手法の合理性に疑問が残る」として退けた。

51年3月2日に北海道庁で消火器を改造した時限式爆弾が爆発。大森死刑囚は実行犯として起訴され、無罪を主張したが、札幌地裁が58年3月に死刑判決を言い渡し、その後確定。これまでに2度再審請求したが、いずれも認められず、平成31年2月に第3次再審請求をした。