フィリピン台風、死者375人に 支援本格化

19日、フィリピン南部スリガオで、台風22号で倒れた電柱のそばを通る車(AP)
19日、フィリピン南部スリガオで、台風22号で倒れた電柱のそばを通る車(AP)

フィリピン国家警察は20日、同国を横断した非常に強い台風22号の影響で国内の死者が計375人に達したと明らかにした。地元メディアが伝えた。負傷者は500人に増えた。行方不明者も56人おり、現地入りした警察官らが、捜索や被災者支援を本格化させている。

観光地として知られるセブ州の隣にある中部ボホール州は台風の直撃を受けた。一部で電話回線などが不通だった同州は20日に各地の状況が判明したとし、死者が計94人に上ったと発表した。災害対策当局によると国内の住宅約3800戸が損壊し、各地で停電が続いている。ドゥテルテ大統領は20日までに同州など被災地を視察した。

フィリピンの東の海上で発生した台風22号は16日から同国中部を横断し、各地で地滑りや洪水を引き起こした。台風被害に備えて30万人以上が避難した。

日本の気象庁によると、台風22号は20日夜、南シナ海で熱帯低気圧に変わった。(共同)