コロナ療養中に抜け出した男 強盗罪などで実刑判決

大阪地裁=大阪市北区
大阪地裁=大阪市北区

大阪市内の路上で男性から現金を奪ったなどとして、強盗などの罪に問われた住居不定の無職、韓国籍の劉翼空(りゅう・よくくう)被告(21)の判決公判が20日、大阪地裁で開かれ、坂口裕俊裁判長は懲役5年、罰金20万円(求刑懲役9年、罰金20万円)を言い渡した。劉被告は今年6月、覚醒剤取締法違反(共同所持)容疑で逮捕された後に新型コロナウイルス感染が判明。宿泊療養先のホテル6階の部屋から姿を消し、9日後に同市内で発見、再び逮捕されていた。

判決によると、共犯者と共謀して5月29日未明、同市中央区の路上で通行人の男性に催涙スプレーを噴射。現金約18万円などを奪ったほか、営利目的で覚醒剤を所持するなどした。

坂口裁判長は判決理由で、強盗事件で実行行為の大部分を担ったことや覚醒剤事件では会員制交流サイト(SNS)で広く密売相手を募っていたことを指摘し、「法を守る意識が乏しいというほかなく、刑事責任は相当に重い」と述べた。

劉被告は2度目の逮捕後、「奈良にいる友人に会いたかったのでホテルを抜け出した」などと話していた。