奈良県内消防が緊急点検、260のビル対象

大阪市のビル火災を受け、ビルの避難器具や消火設備などを確認する生駒市消防本部職員=生駒市
大阪市のビル火災を受け、ビルの避難器具や消火設備などを確認する生駒市消防本部職員=生駒市

大阪市北区曽根崎新地のビルから出火し、24人が死亡した放火殺人事件を受け、奈良県内の消防では20日、同様のビルの消火設備や避難器具、避難経路の緊急点検を始めた。

点検は国が19日付で全国の消防本部に要請。対象は3階以上に飲食店など不特定多数の人が出入りするテナントがあり、屋内に階段が1つしかないビル。県内では260あるという。

生駒市消防本部は20日から、市内15カ所のビルを点検。この日は学習塾や歯科医院が入った生駒駅近くの「馬淵ビル」で、同本部の職員が階段や防火扉、避難器具などを確認、「階段に可燃物を置かない」「消火器は取りに行きやすい位置に設置を」と助言していた。

同本部予防課の塩浜裕之課長補佐は「点検を通し、関係者や利用者の防火意識の向上につながれば」と話した。

奈良市消防局は、管内の各消防署に対象となる計142カ所のビルの点検を指示。県広域消防組合も計103カ所の点検をするよう通知した。