米英など5カ国 香港議会選に懸念「民主主義を侵食」

20日未明、香港立法会選挙の開票作業で、投票箱を開ける職員=香港(共同)
20日未明、香港立法会選挙の開票作業で、投票箱を開ける職員=香港(共同)

【ロンドン=板東和正】米国と英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国の外相は20日、香港立法会(議会)選の結果を受け、香港の選挙制度が「民主主義的な要素を侵食している」として、「重大な懸念」を表明する共同声明を発表した。

声明は、香港の新選挙制度が「意味ある政治的反対派を排除した」と強調した上で、「香港の権利と自由、高度な自治を損なう行為は、香港の成功を願うわれわれの共通の願いを脅かしている」と非難した。

平和的に多様な意見を交わす機会を守ることは「香港の安定と繁栄を確保するための最も効果的な方法だ」とした上で、中国に対し、香港に高度な自治を約束した1984年の中英共同宣言で認めた香港の人々の権利や基本的自由を尊重するよう強く要求した。