ビル525件緊急査察、京都市消防局

大阪のビル放火事件を受けて開催された京都市消防局の消防署長会議=京都市中京区
大阪のビル放火事件を受けて開催された京都市消防局の消防署長会議=京都市中京区

大阪・北新地のビルで24人が死亡した放火殺人事件を受けて京都市消防局は20日、避難経路が屋内階段1カ所しかない雑居ビル525件について、緊急の立ち入り検査を始めた。同日開かれた緊急消防署長会議で決定した。来年1月31日まで実施する。

検査の対象は、大阪の事件が起きた現場のように、屋内に階段が1カ所しかなく、1~2階以外に不特定多数の人が出入りするテナントなどが入る雑居ビル。

階段や通路に避難を妨げる物品が置かれていないか、防火扉が開閉するかなどを点検して、違反があった場合には是正指導する。

また、令和元年7月の京都アニメーションの放火殺人事件を受けて、炎や煙が充満するなどの激しい火災が起きた場合の避難行動について消防局がまとめたマニュアルを基に指導するという。

会議には、山内博貴局長をはじめ11消防署と1消防分署の署長らが出席。山内局長は「多くの市民は不安に思っている。迅速に緊急点検して安心安全の確保に努めたい」と訓示した。(田中幸美)