凶悪犯に対峙 近鉄京都駅で府警が対応訓練

犯人役の男性を取り押さえる警察官ら=京都市下京区
犯人役の男性を取り押さえる警察官ら=京都市下京区

京王線で10月に発生した乗客刺傷事件など、電車や新幹線内での凶悪事件が相次いでいることを受け、京都府警は18日未明、近鉄京都駅(京都府下京区)で初動対応訓練を行い、警察官や駅職員らが緊急時の動きを確認していた。

訓練では、ナイフと液体が入ったペットボトルを持った男が電車内にいるとの想定で実施した。犯人役の警察官がナイフを振り回し乗客1人を切りつけると、乗客約30人が窓をたたき「出してくれ」と叫ぶなど緊迫した様子に。近鉄職員からの110番で駆け付けた警察官が乗客を避難させ、犯人を取り囲んでさすまたや盾で取り押さえた。

その後、化学防護服とガスマスクを付けた機動隊テロ対策部隊が、専用の機器で有害物質がないかを検知しながら、車内で液体の入ったペットボトルを慎重に容器の中に閉じ込めた。

下京署の森野淳署長は「それぞれの役割を確認できた。いざというときに対応できるよう今後も連携を強化していきたい」と話していた。(鈴木文也)