正論

中国と「西方世界」の「文明の衝突」 東洋学園大学教授・櫻田淳

東洋学園大学教授・櫻田淳氏
東洋学園大学教授・櫻田淳氏

1990年代半ば、「冷戦の終結」以後の国際政治認識に影響を及ぼしたのは、米国の国際政治学者、サミュエル・P・ハンチントンが披露した『文明の衝突』仮説であった。現下、日米豪加各国や西欧諸国のような「西方世界」諸国と中国との確執は、「第二次冷戦」の様相として説明されるけれども、その確執の本質もまた、「文明の衝突」として語ることができるものであろう。

ハンザ同盟「自由」都市伝統

2021年中、日米豪各国が先行して経験した中国との確執は、英仏独を含む西欧やバルト三国を含む北欧に拡散した。西欧・北欧諸国における中国離反や台湾傾斜の先鞭(せんべん)を付けたリトアニアは、中国からの激越な反発を経ながらも、11月中旬、「駐リトアニア台湾代表処」の設置に踏み切った。そして11月下旬、リトアニアにラトビアやエストニアを加えたバルト三国議員団は、訪台し、台湾の蔡英文総統と会談した。バルト三国は、対中姿勢でも、足並みをそろえようとしている。

ランキング

  1. 【石平のChina Watch】「習氏ボイコット」が始まった

  2. 【産経抄】1月28日

  3. 【主張】コロナと社会活動 「待機期間」を6日とせよ ワクチン追加接種に全力を

  4. 【宮家邦彦のWorld Watch】バイデン外交1年の成績表

  5. 【風を読む】「独裁者の橋下です」 論説副委員長・別府育郎

  6. 【風を読む】不破聖衣来の快走に 論説副委員長・別府育郎

  7. 【主張】ウクライナ危機 日本は米制裁に同調せよ

  8. 【浪速風】不正で得た「功」に価値はない

  9. 【産経抄】1月27日

  10. 【ソロモンの頭巾】長辻象平 新鋭原発・高温ガス炉 「大事故は起き得ない」証明へ