大阪市がビル5400棟を緊急点検

記者団の取材に応じる大阪市の松井一郎市長=20日午後、市役所
記者団の取材に応じる大阪市の松井一郎市長=20日午後、市役所

大阪市の松井一郎市長は20日、24人が死亡したビル火災を受け、現場のビルと似た構造の建物約5400棟の緊急点検を始めたと市役所で記者団に明らかにした。対象は、階段が一つしかなく、不特定多数が出入りする飲食店などが3階以上に入居する建物。映画館やホテルも含まれ、避難経路を中心に調べる。

総務省消防庁が全国の消防に対して調査を要請した雑居ビルなど計約3万棟のうち、約6分の1が大阪市に集中していることになる。

松井氏は、今回の事件を踏まえ「再発防止には全ての入り口で持ち物検査をしなければならず、物理的に実現不可能ではないか」と指摘。「悪意を持った人もいる中で、いかに避難できるかの対応を考えるしかない」と語った。