英、対EU担当閣僚が辞任 政府のコロナ方針に懸念表明

辞任したフロスト氏=19日、ブリュッセルのEU本部(AP)
辞任したフロスト氏=19日、ブリュッセルのEU本部(AP)

ジョンソン英政権で欧州連合(EU)離脱後の対立解消に向けたEUとの交渉を率いる担当閣僚のフロスト氏が18日、辞任した。公表された辞表の中で、新型コロナウイルス対策を含む政府方針への懸念を示しており、ジョンソン首相の求心力が低下する可能性がある。

フロスト氏は首相に宛てた辞表で「(政府の)進む方向に対する私の懸念を分かっているはずだ」と指摘。新型コロナ感染対策の行動規制を7月にいったんほぼ解除した後、最近になって一部の規制を再開したことなどへの不満を示す内容がつづられている。

ジョンソン政権を巡っては、新型コロナ禍の昨年末に首相官邸でクリスマスパーティーが開かれた疑惑が浮上し、与党の保守党内からも批判の声が上がっている。政府の感染対策強化案が今月14日の下院で可決された際には、保守党の99人が大量に造反して反対票を投じるなど、政権基盤が揺らぎ始めている。(共同)