中国国営メディア「愛国者による香港統治」を強調 新制度下の立法会選

中国国営メディアは、親中派の大勝が確実な新たな選挙制度の意義を主張している=12日、香港(ロイター)
中国国営メディアは、親中派の大勝が確実な新たな選挙制度の意義を主張している=12日、香港(ロイター)

【北京=三塚聖平】中国国営中央テレビ(電子版)は19日、同日投票が行われた香港立法会選について「選挙制度の整備後で初の選挙」と報じた。中国国営メディアは、親中派の大勝が確実な新たな選挙制度の意義を主張している。

中央テレビは、新選挙制度について「愛国者による香港統治」を強調。その上で、今回の選挙で選ばれる議員が「香港社会全体の利益をさらに体現できる」と主張した。さらに「破壊に専念し、建設的ではない議員」がいなくなるとし、「国家と香港の根本利益を出発点とし、人々の生活の改善と経済発展に努力する香港の優れた政治と優れた統治の構図が始まる」という見方を示した。

事前の世論調査などで投票率の低下が見込まれている中、中国国営新華社通信は18日の記事で「家族全員が投票に行く」といった香港市民の声を伝えた。新華社の記事は「新選挙制度は、広範な代表性や政治的な包容性、バランスの取れた政治参画、公平な競争性を兼ね備えている。これは多くの香港市民が認めているところだ」と強調。新制度下で出る選挙結果の正当性を主張する狙いとみられる。