書評

『仕掛ける力』

昭和の終わりから平成にかけ東京で「OL御用達のデパート」と呼ばれたプランタン銀座。その広報を長く務めた著者は入社早々からマニュアルなし、ノウハウゼロ、実質1人という状況で挑戦と失敗を繰り返しながら実績を積んだ。

半歩先を行った「デパ地下スイーツ」。事前に中身を公表した福袋。出向した銀座三越では、ふんどしブームの創出。本書では、売り場とのタッグとメディアへの情報発信で仕掛け、数々の流行を作ってきた舞台裏を紹介している。

「会社を成長させる」広報はもちろん、困難な状況をどう突破するかのヒントも得られそうだ。(三井智子著/合同フォレスト・1650円)