クオリティは変わらない 新型レクサスNX250試乗記

待つのも楽しみ

快適性の分野でも、かなり凝っている。ひとつは、「安心降車アシスト(ドアオープン制御付)」だ。ドアのアンラッチを電子制御でおこなうe-ラッチシステムとブラインドスポットモニターを組み合わせたものだ。

降車時、後方から接近するクルマや自転車と衝突する危険性があるとシステムが判断した場合、アウターミラー内のインジケーターが点灯し、注意を促す。それでも、ドアを開けようとした場合、ドアが開かないようにする。

「停車時のドア操作に起因する事故防止に貢献する世界初」の技術とレクサスは謳う。たかがドアの開閉で……と思うかもしれない。でも、じっさいに慣れると、アクションが少なくなるぶん、楽チンと思うはず。とくに車内からのドアの開閉がかなり快適になる。

スマートフォンとクルマの操作を積極的に結びつけたのも、新型NXの特徴といえる。スマートフォンでドアのロックとアンロック、エンジンスタートなどの車両操作ができる。

不慣れな場所や狭い場所での駐車を支援する、レクサス初のリモート機能付き「Lexus Teammate Advanced Park」は車外からスマートフォンでクルマを操作するシステムである。

これもじっさいに使うと、便利と思うひとは意外に多そうだ。





走りの質、内外装のクオリティ、安全装備など全方位で進化したNXの完成度は相当高い。それは、ベーシックなNX250に乗っても十分わかる。

価格は「NX250」標準モデルがFWDで455万円、AWDで482万円。快適装備が充実したバージョンLが、FWDで543万円、AWDで570万円。納期は、COVIDの影響があり、やや時間がかかっているもよう。「6カ月以上の場合も」とレクサス・インターナショナルの広報は言う。楽しみに待つ価値はある。

文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.)

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