産経抄

12月18日

日本社会の地殻変動を感じる。16日の衆院憲法審査会の自由討議では自民党、日本維新の会、国民民主党の改憲勢力が足並みをそろえて、改憲に背を向ける立憲民主党は孤立した。「(立民は)『論憲』とか言って、新しい犬の種類かなと思った」。維新の馬場伸幸共同代表の感想である。

 ▼かつて改憲派は、反動だの右翼だのと嘲笑され、あるいは危険視された。自主憲法制定を訴える「憲法改正の歌」(昭和31年)を作詞した中曽根康弘元首相ですら、在任中は改憲論を封印した。それが攻守が逆転しているのだから、隔世の感がある。

 ▼「テレビが言ってるから本当だと、思い込まない方がいい。情報はネットなどでも調べ、本当かなという疑いの眼を持っていくことも大事だ」。17日の参院予算委員会では、自民党の小野田紀美氏が指摘していた。マスコミはネット情報にはデマが多いと批判してきたが、そのマスコミ自体が疑われるようになって久しい。

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