放火疑い男の居住先、空き家一転「最近は出入り」白髪交じり、作業着姿…大阪・北新地ビル火災

大阪市北区の繁華街・北新地にある雑居ビル4階のクリニックから出火し、24人が死亡した火災で、放火したとみられる患者の男(61)の居住先とされる住宅でも、ビル火災の直前に放火と疑われる火災が起きていた。近くの住民によると、住宅は長く空き家の状態が続いたが、最近になって男性の出入りが目撃された。大阪府警は61歳男との関連を調べている。

ビル火災は4階に入居する「西梅田こころとからだのクリニック」で発生。捜査関係者らによると、男が出入り口近くの暖房器具近くに紙袋を置いて蹴り倒した際、漏れ出た液体に引火した。府警によると、死亡したのは男性14人、女性10人で20~60代とみられる。

捜査関係者によると、ほかに治療中の男女4人の中に紙袋を持ち込んだ男も含まれているが、意識不明の重体という。

男の居住先とされる住宅は、同市西淀川区の3階建てで、クリニックから約3・5キロ西に所在する。

この住宅の近くに住む女性(68)によると、1年近く空き家だったが、1~2カ月ほど前から50~60代の身長170センチくらいの男性の出入りを目撃するようになった。

ビル火災が起きる直前の17日朝、自転車姿の男性が出入りするのを確認。その後、消防車のサイレン音が聞こえ、住宅で火災が起きたことに気づいたという。

火災の様子について女性は、「3階から煙が出ており、消防がガラスを割って室内に入っていった。部屋の中には布団が敷かれており、居住実態はあったようだ」と振り返る。

近所に住む別の高齢女性も、最近になって住宅を出入りする男性の姿を目撃するようになった。「4~5日前に住宅から出る人を見た。年齢は若くない。白髪交じりで作業着のような服を着ていた」と特徴を明かした上で、「ほかの家族の姿は見ていない。1人暮らしじゃないか」と話した。

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