はしご車で救出、心臓マッサージも 「何があったのか」 大阪・キタの火災

27人が心肺停止となった火災現場=17日午前11時34分、大阪市北区(本社ヘリから、恵守乾撮影)
27人が心肺停止となった火災現場=17日午前11時34分、大阪市北区(本社ヘリから、恵守乾撮影)

大阪市北区のビルで27人が心肺停止となった火災では、ビルからは次々に負傷者がぐったりした状態で運び出され、心臓マッサージを受けていた。消防の活動を近くで見守っていた人たちは「一体、何があったのか」と声を震わせた。

現場には消防車が40台以上出動し、消火や逃げ遅れた人の救出活動が行われた。ビルの近くに勤務する50代女性は「午前10時半ごろに見たらまだ煙が出ていて、救助隊員がはしごからビルの4階に入っているところだった。そのあと、ビルから5~6人が担架で運ばれていった。どの人も担架から手がだらりと出ていたり、ぐったりとしていた」と話した。高齢の男性は救急隊員に囲まれて心臓マッサージを受けていたといい、「ほかにも、自力で歩ける人が口をタオルで押さえながらたくさん出てきた」と明かした。

近くに住む無職女性(74)は「消防のサイレンが聞こえて見に来たら、ビルの4階から火と煙がちらちらと出て、煙がすぐに辺りに充満した。すぐにはしご車がきて、6階にいた女性が助けを求めていた。10時半ごろに女性は救助されたが、私が見たのはそれだけ。とにかく怖い瞬間だった」と話した。

28人負傷し、うち27人心肺停止 大阪・キタのビル火災