火災で多数の死傷者、過去にも 京アニ放火事件や歌舞伎町ビル火災

大阪市北区の火災現場で行われている救助活動=17日午前11時14分(鳥越瑞絵撮影)
大阪市北区の火災現場で行われている救助活動=17日午前11時14分(鳥越瑞絵撮影)

27人が心肺停止となっている大阪市北区のビル火災。多くの犠牲者の出る火災は、過去にも起きている。

令和元年7月には、京都市伏見区の京都アニメーション第1スタジオから出火。建物内にいた社員70人のうち36人が死亡、32人が重軽傷を負った。ガソリンをまいて火を付けたとして府警は2年5月、殺人や現住建造物等放火などの疑いで青葉真司被告(43)を逮捕した。殺人事件の犠牲者数としては平成以降で最悪とされる。

不特定多数が出入りし、狭いフロアに店舗などがひしめく雑居ビルの火災は消火活動が難航し、大きな被害を招きやすいとされる。

平成13年9月には、東京都新宿区歌舞伎町の雑居ビルから出火し、3、4階にいた計44人が一酸化炭素中毒などで死亡。雑居ビルのずさんな防火管理が被害を拡大させたことが指摘された。

20年10月には、大阪市浪速区の個室ビデオ店が放火され、16人が死亡した。

高齢者らが犠牲になる火災もたびたび発生している。27年5月、川崎市川崎区の簡易宿泊所2軒が全焼し、宿泊者11人が死亡。30年1月には、札幌市の生活困窮者向け共同住宅から出火し、11人が死亡した。