不明女児母名誉毀損、有罪 ブログで中傷、千葉地裁

9月、山梨県道志村のキャンプ場で利用客に情報提供を求めるチラシを配る小倉美咲さんの母とも子さん(右)
9月、山梨県道志村のキャンプ場で利用客に情報提供を求めるチラシを配る小倉美咲さんの母とも子さん(右)

令和元年9月に山梨県道志村のキャンプ場で行方不明になった小倉美咲さん(9)=千葉県成田市=の母、とも子さん(38)について、ブログ上で「募金詐欺」と投稿したなどとして、名誉毀損(きそん)罪に問われた静岡県熱海市の野上幸雄被告(70)に、千葉地裁は17日、懲役1年6月、執行猶予4年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。

安永健次裁判長は判決理由で「被害者の社会的評価を低下させる可能性があり悪質だ」とし「証拠もなく関与を決めつけ、臆測で記載を続けた」と指摘した。弁護側は、投稿は感想だったなどと主張したが「閲覧者が信じる可能性があり、主観的な感想にとどまるものではない」と退けた。

判決によると、野上被告は昨年2~10月、自身の管理するブログに「美咲ちゃん事件募金詐欺」などと掲載し、とも子さんの名誉を傷つけた。