ワクチン職域接種で地域貢献 大阪活力グランプリにサンコーインダストリー

表彰状を受け取るサンコーインダストリーの奥山淑英社長(左)=17日、大阪市中央区(安元雄太撮影)
表彰状を受け取るサンコーインダストリーの奥山淑英社長(左)=17日、大阪市中央区(安元雄太撮影)

大阪の経済活性化に貢献した個人や団体を表彰する「大阪活力グランプリ2021」(大阪商工会議所主催)の受賞者が17日発表され、グランプリにねじの専門商社「サンコーインダストリー」(大阪市西区)が選ばれた。新型コロナウイルス禍で多くの中小企業が苦しむなか、ワクチンの職域接種を推進し、中小や零細企業が働きやすい環境整備に尽力した点が評価された。

職域接種はまとまった人数で行う必要があるため、中小企業では実施が困難との指摘があった。サンコーインダストリーは従業員やその家族だけでなく、取引先や周辺の飲食店に対しても共同での実施を呼びかけ、従業員数の3倍以上の約1600人が職域接種を受けることができた。

奥山淑英(よしひで)社長は「従業員の多くは地域の飲食店を使っており、取引先や、それらの店舗なども含めて接種できれば、地域の安全を守れると考えた。接種の実施には混乱も少なくなかったが、多くの人に喜んでもらえたことは本当に良かった」などと喜びを語った。