北朝鮮の人権侵害非難決議 国連総会、17年連続

北朝鮮の金正恩党総書記(朝鮮中央通信=共同)
北朝鮮の金正恩党総書記(朝鮮中央通信=共同)

国連総会本会議は16日、北朝鮮の人権侵害を非難する欧州連合(EU)提出の決議案を議場の総意により無投票で採択した。同趣旨の決議採択は17年連続。日本人拉致問題の早急な解決に向けて「被害者の即時帰還の緊急性と重要性」を強調した。日本は共同提案国として決議に賛同した。

北朝鮮の金星国連大使は採択前の演説で「わが国に人権問題は存在しない。全面的に拒否する」と表明。中国の代表も「人権を口実に他国に圧力をかけることには反対」として、決議に加わらないと述べた。国連総会決議に法的拘束力はない。

決議は拉致問題をめぐり「被害者と家族の長年の苦しみに重大な懸念」を表明。北朝鮮に対して「(拘束や拉致などの)強制失踪問題を全て解決し、失踪者の消息や居場所に関する正確で詳細な情報を家族に知らせるよう強く要求」した。(共同)