勝てば早々と五輪出場を決められた女子のロコ・ソラーレは、既に予選敗退している伏兵に手を焼いた。英国、韓国の強豪相手に番狂わせを起こしてきたトルコに敗れ、スキップ藤沢は「相手にいいショットが多くて私たちが我慢しきれなかった」と淡々と語った。
ストーンをはじき出すショットの成功率が93%とさえたトルコのスキップに主導権を握られた。3―2の第7エンド。藤沢は2投とも日本の石がガードストーンの裏に隠れる形を作ったが完璧ではなく、わずかな隙を突いた相手司令塔の2投で日本の石はきれいに円外へ。スチールの期待が一転、3失点を喫した。
藤沢に大きなミスはなかったが、要所で投げ負けた。「反省点は明白。私のところで石1個、2個分のずれを調整すればいいのかなと思う」。五輪切符獲得は持ち越されたが、気落ちはしていなかった。(共同)